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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年3月31日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第50回ばんえい記念(3/25)

ばんえい重賞レース回顧
第50回ばんえい記念(BG1)-2018年3月25日-9R 200m直 晴 0.9%
  1着◎(6)オレノココロ(鈴木恵)3分59秒3
  2着 (4)フジダイビクトリー
  3着○(8)コウシュハウンカイ
単勝 6 170円 馬単 6-4 620円 三連単 6-4-8 2,530円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい競馬の最高峰、第50回ばんえい記念は、1番人気のオレノココロが障害3番手あたりから力強く差し切り、このレースの連覇を果たした。鈴木恵介騎手は2年連続3度目のばんえい記念制覇で重賞通算67勝。また、このレースで10年連続のリーディングジョッキーを確定した。
  帯広は当日朝に1ミリ以下の弱い降水(雪)があったものの、その後は晴れで気温も上がり、かなり乾燥した馬場となって、この日の各レースでそこそこ時計がかかっていた。
  スタートからばんえい記念らしいゆったりした展開。第1障害から各馬腰が入る。ニュータカラコマが第1障害でやや手間取ったがその他の各馬はほぼ横一線。少し進んでは刻んで、を繰り返す。心持ちトレジャーハンター、コウシュハウンカイの両脇の馬が前に行くものの全馬の差はほとんどない。遅れていたニュータカラコマも追いつき、一進一退。前の方にはサクラリュウあたりもついていく。そしてその態勢のまま第2障害手前へ、ここまで129秒。各馬じっくり溜めた後、障害を最も先に仕掛けたのがニュータカラコマ。しかし坂の中腹でストップ、その後も脚が出ず苦しんだ。続いて3,4頭が一斉に障害を仕掛ける。その中でコウシュハウンカイがひと腰目で障害の天板までやってきた。その他の馬はそれぞれ中腹で止まり何発もかけて立て直しへ、その間に2番人気コウシュハウンカイが障害を越えて先頭へ出た。しばらくしてから障害を越えてきたのが5番人気フジダイビクトリー、そして1番人気オレノココロもしっかり越えて前を追う。これにサクラリュウ、ソウクンボーイが続く。この時点でコウシュハウンカイは残り30mまで来ており、逃げ込みを図る。しかしその後脚色が鈍くなり一旦止まったところを、フジダイビクトリーとオレノココロが急追。その中でもオレノココロの脚色が良い。残り20mを切ったところあたりで並びかける。しかしオレノココロもストップ、今度はコウシュハウンカイが前に出るがこれも苦しい。後続も近づくがそれぞれがストップ。激しいサバイバルレースの様相。そして残り10mとなったところで、オレノココロが勢いを付けて前に出て、最後でもう一度詰まったものの、すぐに立て直し、先頭でゴールを駆け抜けた。タイムは4分を切った。そして2番手争いはコウシュハウンカイが再三詰まるところをすぐ後ろに来ていたフジダイビクトリーがかわし2着に駆け込んだ。コウシュハウンカイが最後苦しくなりさらに後ろのサクラリュウも迫ってきたが、なんとか3着を死守。サクラリュウは惜しくも4着。さらに差がなく付いてきていたソウクンボーイが5着に入った。3番人気のニュータカラコマは障害で苦しんだ後、最後の直線にはいてから途中で力尽きて転倒、競走中止となった。

  オレノココロ(1着):馬体重が20kg以上減っていたので心配されたが、この減はしっかり稽古して仕上げてきたためであり、全く問題なかった。全体のペースが落ち着いたことから前半無理なく追走ができ、障害も練習の成果があったか崩れずに行けたことで余力を残せたのが最後のひと踏ん張りが効く結果になったのであろう。改めてこの馬の底力を見せたレースであった。重量適性云々よりもレースセンスの良さが勝利につながった印象だ。今後は3連覇に向け、同厩舎の強力な馬たちと兼ね合いながらプランを立てていくことになるだろう。夏のグランプリあたりまではスローペースの調整か。
  フジダイビクトリー(2着):持ち味を生かし粘り走りで勝ち馬と2秒台差の2着。前半は控えたのか行けなかったのか、そして障害も腰を入れながら踏みしめて一歩ずつ上がるタイプなので、この馬としては前に行けずに不利な態勢と思われたが、降りてからの脚どりがしっかりしていた。やはりこのレースは経験と適性が物を言う、といったところか。10歳馬で同世代たちが姿を消していく中、もうひと花咲かせられるか。北斗賞あたりが適鞍と見るが。
  コウシュハウンカイ(3着):障害を一気に九分あたりまで上げて大きくリードした時は、これはやったと思わせた。しかし残り30mを切ってからが長い旅であった。前半ペースが遅くなった分、他の馬にも届く位置に付けられたのが最後差された原因か。馬場ももう少し軽ければと惜しい要素はいろいろある。来年こそリベンジを果たしたいところ。年度明けは連覇を狙うオッズパーク杯から早速始動か。
  サクラリュウ(4着):まさにトップクラスの馬の一頭としての走り。さすがにハナを奪いには行かなかったものの終始好位置につけ、障害もしっかり越え、最後は3着にわずかのところまで迫った。勝ちきるまではいかず経験の差が出たような形だが、先頭までもわずか6秒差とタイム差を詰め、この馬のパフォーマンスは十分見せていた。来年度は重賞戦線の常連としての活躍に期待。
  ソウクンボーイ(5着):強い8歳勢にはこの馬もいるぞというところを十分に見せた。初のばんえい記念で出走であったが気後れすることなく積極的に攻め、障害も数歩でしっかり越えていった。上位馬にしっかりついて行き、5着ながら勝ち馬とわずか7秒差。調子の良さもあったが潜在能力がようやく開花したというところか。来年度は久々の重賞制覇へのチャレンジにを期待する。
  トレジャーハンター(6着):前半は思い切って行ったものの、第2障害手前の時点でもうスタミナ切れ。障害も厳しく、最終的には5着との差が1分以上開いてしまった。やはりこの馬は軽めの荷物で駆け抜けるタイプ、重量や馬場への適性の問題だろう。11歳馬だが年齢的な衰えは感じられず最後までしっかりゴールを目指していた。来年度はどのあたりまで頑張るか。
  ホクショウユウキ(7着):今シーズンようやく好調に推移していたが、ばんえい記念ではやはり力不足か。前半からやや遅れ気味の上に、障害が特に厳しかった。最後の直線はしっかりした脚取りだっただけに全体として不完全燃焼気味。来年度は自己条件でしっかり勝って、久々の重賞制覇も目標に調整していってほしい。
  ニュータカラコマ(中止):第1障害の時点で引っかかるなど初めから行き脚がおかしく、調子が悪かったように見える。しかしいつものように真面目に前に付けようと頑張っていた。帰らぬ馬になってしまったが、イレネー記念、グランプリのBG1の2勝を含む7度の重賞制覇など、この馬が残した功績は大きい。

はむ!の予想結果
  まず、やはりばんえい記念は感動的なレースだ。ニュータカラコマの不幸があり残念であったが、やはりこのレースを見ずしてばんえいを語ることなかれ、という感じだ。馬券の収支など問題外・・・とはいいつつも、やはり馬券結果は気になる。今回は本命のオレノココロはしっかり勝ってくれたし、フジダイは無印にしていたもののなんとか2着付けを2枚買えていたので助かった。しかしワイドも含めて結局は50円の取りガミという自分らしい結果になってしまった。
  さて、今年の収支は以下のとおりで、結局約6万7千円の負け(ま、わずかだがネット投票のポイント還元とかで少しは返ってくるかな)。許されるなら来年また頑張りたいと思います。

  今回収支 -50 (配当)5,850 (投入)5,900
  今年度累計 -67,460 (今年度残高32,540) (今年度最終)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  このほか、ばんえい記念dayで全レース購入したが、的中は4本くらい。安いけど本命が11レース中7レース来てくれてまずまずだった。しかし相手探しが下手で、安い配当も多かったので、収支はやはり赤字だった。

  さて、ばんえい記念をもって今年度の重賞戦線は終了。新年度は4月20日から開幕、その前に新たな2歳馬の能力検査が8日にあります。そして最初の重賞は4月29日(日)ばんえい十勝オッズパーク杯です。当欄も来年度ももちろん続けます。重賞予想は前日までに書きます。ただ取り組み方針については現在考え中ですので、開幕前後には当欄で記事を書きたいと思います。

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