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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年3月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2017】第38回ポプラ賞(3/12)

はむ!のばんえいコラム
ばんえいとギャンブル
  ばんえい競馬を語る時、ばんえいが北海道開拓の歴史を刻むという文化的価値を見いだす考え方があります。あとは「世界唯一の」という形容詞を付けることもあります。そのことについては筆者も全く異論はないどころが、もっとその点は広くアピールしていくべきだと思います。
  しかし10年前には、旭川、北見、岩見沢でのばんえいが廃止され、ばんえい競馬そのものが本当になくなるかもしれない危機の時期がありました。果たしてその時にどこまでその文化的価値について議論されたのでしょうか。特に岩見沢は駅のホームにばんえいの像があるなど、ばんえいが町の象徴として存在したにもかかわらず、当時の財政状況も相まって廃止してしまいました。
  結果として帯広開催だけが残る形になりましたが、この時に帯広が危機を耐えたことにより、現在ばんえい競馬は生き延びているわけです。それもここ10年で時代が一気に進みネット馬券の時代が来ました。嬉しいことにここ数年は売上は右肩上がり。いわゆるギャンブルの枠組みであったからこそ、この新しい時代を迎えることができました。逆に言うとギャンブルでなかったら、馬の生産者もオーナーも調教師も騎手も成り立たない、つまりばんえいの存続は困難だったかもしれません。
  世の中ギャンブルを嫌う人はたくさんいますし、その人の気持ちもわかります。しかし、ギャンブルが文化を継承するための礎になることだってあるのです。そういう意味で筆者はやはり馬券でばんえいを応援していきたいと思います。
  さて、今週のばんえい重賞は明け4歳馬、5歳馬の重賞勝ち馬が一堂に会するポプラ賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第38回ポプラ賞(BG3)
(2017年3月12日(火)18:05発走 帯広10R ダ200m 4・5歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
センゴクエース 牡5 800 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 逃
天馬賞ほか
  マルミゴウカイ 牡4 790 藤本匠 槻舘重 鹿毛 差
ダービーほか
  フウジンライデン 牡4 750 島津新 岩本利 栗毛 追
4歳4位
キンメダル 牡5 760 藤野俊 小北栄 鹿毛 差
5歳4位
アスリート 牝5 740 長澤幸 服部義 鹿毛 差
クインカップ
  ツルイテンリュウ 牡4 750 大河和 山田勇 鹿毛 先
ばんえい菊花賞
  シリウス 牝5 740 西将太 長部幸 鹿毛 差
5歳3位
  タカラシップ 牡4 740 菊池一 平田義 鹿毛 逃
4歳14位
バウンティハンター 牡5 760 阿部武 金田勇 栗毛 先
はなます賞
10 ホクショウディープ 牡4 760 松田道 松井浩 青毛 先
4歳2位
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  ばんえいの4歳5歳の世代間交流重賞。この条件では夏にはまなす賞があるが、それぞれの世代の三冠勝ち馬の対決という意味でこちらの方がチャンピオン決定戦の意味合いが強い。昔は開催時期が夏だったりあるいは正月だったりしていたが、最近は年度末の開催で定着してきている。過去10年で1番人気は(2,2,1,5)と荒れ気味、5番人気以内ならどの馬も成績が拮抗している。これはハンデ差によるところが大きいか。4歳と5歳ならわずかに5歳が勝ち越しているものの大きな差はない。4歳5歳を連覇した馬は一頭もいない。牝馬の優勝も時々あり、最近ではタケノビジン、ナナノチカラが優勝している。
  昨年はセンゴクエースが4歳でトップハンデながら他馬に力の違いを見せつけ快勝。今年は5歳となって連覇を目指すが大きなハンデ差がポイント。4歳勢はセンゴクエースと初顔合わせ。4歳チャンピオンのマルミゴウカイはじめメンバーはなかなか粒ぞろいだがどこまで戦えるか。5歳勢も意地を見せたい。

各馬寸評:
 1 センゴクエース:天馬賞を勝ち、次はどこに駒を進めるか注目されたが、世代最強の意地を見せるため、あえてここを狙ってきた。大きなハンデ差だがそれでも他馬との力の差は歴然。唯一の不安の障害を含め自分との戦いになるだろう。最内枠は微妙
 2 マルミゴウカイ:4歳馬の代表格。今シーズンから重賞戦線に参戦しダービーを含め2勝。日に日に力を付け馬体も成長している。しかし今回はレース間隔が開いたのとこの馬には気の毒なほどのハンデ。経験値を付けるためのレースと見る。
 3 フウジンライデン:2歳から3歳にかけて重賞2勝など活躍。障害を降りてからの鋭い切れ味と勝負強さが身上。しかし長期休養後はかなり馬体重を減らし力を落とした印象で心配された。まだ十分回復していない様子だが変わり身の余地も。
 4 キンメダル:同世代にいるセンゴクエースという化け物の影に隠れて、なかなか成績が上がらないでいるが、走りの安定感は魅力。逃げて良し追いかけて良しの自在の脚質。障害も良く成績も上位安定している。4歳勢には負けられない。
 5 アスリート:昨年のクインカップ勝ち以降、連続して重賞に果敢に挑戦。トップクラスの馬を相手にこの馬の持ち味を生かした切れのある走りで見せ場を作っている。今回は慣れた重量で走れ、これまでの経験値を生かせるチャンス。
 6 ツルイテンリュウ:ばんえい菊花賞で小気味よく逃げ切った印象が残る。自分のペースに持ち込めば滅法強く、特に同世代戦では下馬評以上の走りを見せる。粘り強さも持ち味。一方気持ちがのらず全く走らない時もありどちらに出るか。
 7 シリウス:優勝か着外かかなり極端な成績。天馬賞で果敢にハナを切りセンゴクエースを潰しに行ったレースは伝説的。力はあるが障害が苦手で調子が悪ければ全く反応しないこともしばしば。積極的に攻めて行くレースがしたい。
 8 タカラシップ:回避馬が相次ぎ、世代ランク14位でB2クラスのこの馬にチャンスが巡ってきた。重賞どころか特別も未経験。ウンカイ産駒で大化けはあり得る。近走は15連対と好調。軽ハンデを生かし先行力を発揮できれば見せ場も。
 9 バウンティハンター:この馬のはまなす賞勝ちの印象が強烈に残る。その後は相手関係もあって壁に当たっているが、果敢に重賞に挑戦し積極的な走りでレースセンスを磨いている。5歳はセンゴクエースだけでないところを見せられるか。
 10 ホクショウディープ:今シーズンは前半に休養したこともあって三冠は取り逃したものの常に上位入線、特に近走は実績のあるAクラスの古馬勢と互角以上の争いをしており、力は申し分ない。スピードと切れ味を生かせる展開に持ち込めれば。

まとめ:
  世代戦をほとんど総ナメにしてきたセンゴクエース。天馬賞で一区切りかと思いきやこのレースが残っていた。ハンデはあってもこの程度なら全く問題はない。とにかく現時点においてフジダイビクトリーら現役のトップ馬と同斤量でもほぼ互角の勝負が出来るほどの馬、力の差は歴然。ポプラ賞は過去に連覇した馬がいないというデータはあるが、この馬には関係ないだろう。唯一負けパターンがあるとすれば、障害での自滅くらい。しかし今回は競りかけてきそうな馬もおらず楽に運べそう。大本命は揺るぎない。
  相手探しの方は逆に難解。特に4歳と5歳の世代差は未だはっきりしていない。その中で4歳馬ホクショウディープは三冠レースでは運悪く涙をのんだものの、その後の活躍がめざましい。5歳勢相手でもキンメダルや今回出ていないがコウリキなどに斤量差なしでも先着している。大外はカギだが、変に前の馬に絡むようなレースをせず自分のレースをすれば2着は確保できそう。対抗に。キンメダルも5歳としての意地を見せたいところ。走りは安定しており大きな崩れの心配はない。ただ超軽馬場だった前走のようにペースが乱されるような展開になると一抹の不安はある。それでも3番手評価。
  あとは経験を積んできたアスリートが持ち前の切れ味を見せれば、はまなす賞でうまいレース運びを見せたバウンティハンターあたりが入着候補か。
  もう一頭4歳馬でダービーなどを制したマルミゴウカイも注目されるが、今回はダービー以来久々なのとハンデがきついので今回は見送りたい。しかしそれ以上に力を付けてきているとも考えられどんな走りを見せるかは楽しみだ。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  センゴクを入れて絞り込むか、センゴクのミスを待って高配当を狙うか。勝っていて余裕があれば後者で勝負も良いが、負けが込んでいる筆者はやはり取りガミ覚悟でも当てに行く方を重視したい。(それでも当たらないが)
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  馬複 1=10 1,500円 1=4,5 各600円
  三連単 1→10=4,5,9 合計6通り 各100円
  三連単 1→10→4,5,9,8,6,2 合計6通り 各100円
  三連単 10→1,4,5→1,4,5,9 合計9通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!)
   ワイド 10=4,5,9,8 8=4,5,9 合計7点 100円
  合計5,500円で勝負!

  今回の結果と回顧は、2,3日後にはアップします。

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