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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年7月30日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第41回ばんえい大賞典(7/31)

はむ!のばんえいコラム
  以前も同じようなことを書いているのですが改めて・・。
  当サイトは、御存知のとおり、少しばんえいに軸足を置いた一競馬ファンが重賞の予想と自分が買う馬券を独り言のように書いているというもので、それ以上のものでもありません。
  しかし、ネットというものは恐ろしいもので、こんなサイトでもそれなりのアクセスをいただいています。きっと題材がマニアックだからでしょう。それは嬉しいことです。本当に競馬の予想の参考にしていただいている方もいるかもしれませんが、それは期待外れかもしれません。でもネットに載せているということはやはり見てくれる人がいることを意識しているというのは正直なところです。だからなんとか読者に楽しんでいただけるものをいろいろと作りたいという気持ちがあります。
  但し、当方は(多数の皆さんと同じように)それで食ってるわけじゃなく、別に本業があるので、趣味の範囲を超えることはできません。自分の同業者の人の中には、仕事に関係する事柄についてサイト発信している人もいます。プロだなと思い尊敬しますね。ただ自分にはそれは無理です。それこそ気が滅入ります。仕事とプライベートは完全に分離する、これは当サイトすべてにおいてのポリシーです。幸いなことにある程度仕事と趣味を両立できる環境にあったのでこのサイトも細々ながら続けられるわけです。ただ最近はやや心身が仕事の方に食われている傾向にはありますね。
  そんなわけですが、なんとかサイトの方も頑張っていきたいと思いますので、今後もアフター5の居酒屋談義的なものとして当サイトと付き合っていただければ幸いだと思っています。
  それでは今週のばんえい重賞予想いきます。今週7月31日(日)はばんえいの3歳クラシック第1弾、ばんえい大賞典(BG3)です。なお、いつもと違い第9レース、19:35発走となるので注意が必要です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回ばんえい大賞典(BG3)
(2016年7月31日(日)19:35発走 帯広9R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
プレザントウェー 牡3 670 渡来心 久田守 鹿毛 先
マルミゴウカイ 牡3 670 藤本匠 槻舘重 鹿毛 先
  サクラダイチ 牡3 670 阿部武 金山明 青毛 先
  ツルイテンリュウ 牡3 670 大河和 山田勇 鹿毛 差
  アアモンドヒューマ せん3 660 松田道 金山明 栗毛 追
  ホワイトドラゴン 牡3 670 菊池一 大友人 芦毛 差
ムサシブラザー 牡3 670 赤塚健 久田守 鹿毛 逃
キタノリュウキ 牡3 670 工藤篤 村上慎 鹿毛 差
グレースゴールド 牝3 650 西将太 長部幸 栗毛 差
  10 アラワシキング 牡3 670 鈴木恵 西邑春 鹿毛 追
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  平地競馬なら中央も地方も3歳馬はやはり晩春に行われるダービーが最大目標で、そして主催者ごとに若干違うが、3歳三冠レースいわゆるクラシックというものがある。ばんえいにも、ダービーを含むクラシック三冠がある。三冠路線で平地と大きく違うのはダービーが暮れに開催されることである。これはばんえいの場合明け3歳にイレネー記念という格式の高いレースがあるので、ダービーがシーズン後半に回り、3歳馬の最終目標という位置づけになった。とにかく、そのクラシックの第1弾のレースが今回のばんえい大賞典である。前述のようにダービーが最終目標とすれば、夏のこの時期のレースはいささか中間的な位置づけだ。
  そういう背景のせいか、このレースの傾向はかなり特殊である。まず1番人気が7連敗中。過去10年間で牝馬の優勝が5回、さらに特徴的なのは、フジダイビクトリーやオレノココロ、カイシンゲキなど、2歳時にはあまり活躍できなかった馬がこのレースをきっかけに開花している例が多いことである。一方、2番人気の馬は4勝とそこそこの成績を上げている。つまりここは牝馬や最近力をつけてきた上がり馬に十分注意をしておく必要がありそうだ。
  今年の3歳世代は、力が伯仲しており飛び抜けた馬がいない状況。その上に、フウジンライデン、ホクショウディープ、ブルーオーシャンと重賞を勝っている上位3頭がいずれも今回出走せず、それがさらに混戦に拍車をかけている。1番人気連敗中とは言っても、今回何が1番人気になるかもわからない。実績ではキタノリュウキ、アラワシキングといったあたりが上位だが・・
  当欄の本命は今回思い切って上がり馬を取ってみた。マルミゴウカイはB3クラスに上がったばかりでまだ格下の身ではあるが、最近急成長を遂げている馬。オレノココロ、センゴクエースら最強馬が並ぶ槻舘厩舎の隠し球と言ってもいい。スピードタイプで切れ味があり、前走B4クラスながら今年度好調の馬が揃う1組のレースで捲りを決めて快勝。重賞初出走で重量も未経験など不安点はあるが、障害は悪くなく前半しっかりついて行ければチャンスは十分あるだろう。
  相手は、ムサシブラザー。こちらは重賞経験もあり実績も積んでいる。先行力と障害力は確かなものを持っている。体質なのかあまり馬体が大きくならないのが力勝負になったときに苦しい面が出るかもしれないが、その分立ち回りは上手なのでこなせるだろう。軸には置けそう。
  キタノリュウキも地力のある馬だ。1100kg前後の馬格を誇り見た目からも力強さが見える。障害も全く問題ない。ただややエンジンの掛かりが遅い面があり、ペースが速くなると追走に手一杯になることもあるのが心配。但し大崩れはないだろう。
  高配狙いなら紅一点グレースゴールドを狙ってみるのはどうだろうか。前走は軽量戦の天の川賞を使い1分10秒台で3歳馬最先着の成績を上げるなど、スピードはかなりのものを持っている。障害がポイントの馬で、重賞や特別戦など重量を背負うと厳しい面があるが、前走の勢いで一気に前に行ければ上位食い込みもあり得る。過去にこのレースを優勝した牝馬はいずれも人気薄だったというデータも頭に置いておきたい。
  あとは、前哨戦で好成績を収めているプレザントウェー、イレネー記念2着馬で追い込みの脚にかけるアラワシキング、切れ味に定評があるツルイテンリュウあたりを押さえたいところ。
はむ!の馬券狙いどころ:
  マイナス街道に入りつつある状況をなんとか打破したい。混戦の時は本線を狙えというのは良く言われることだが、穴目からの狙いで久々に三連単BOX中心で、どうなることか。無印にしたアラワシキングが恵介騎手が乗ってきて怖いところだが・・・
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単(BOX) 2,7,8,9 合計24通り 各100円
  三連単(マルチ) 2,7,8→2,7,8→1,2,7,8,9,10 合計24通り 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=7,8,9,10,1,4 合計6点 100円
  合計5,400円で勝負!

  今回の結果と回顧は、近日アップします。

2016年7月18日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第24回北斗賞(2016/7/17)

ばんえい重賞レース回顧
第24回北斗賞(BG3)-2016年7月17日-10R 200m直 小雨 1.5%
  1着○(1)ニュータカラコマ(西将太)1分51秒9
  2着注(3)コウシュハウンカイ
  3着◎(2)オレノココロ
単勝 1 410円 馬単 1-3 970円 三連単 1-3-2 2,490円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえい古馬重賞の第24回北斗賞は、4番人気の8歳馬ニュータカラコマが最後の直線の追い比べを制して勝利。重賞は一昨年の北斗賞以来2年ぶりで通算6勝目。鞍上の西将太騎手は2012年のばんえいダービー以来3年半ぶりの重賞勝利となった。
  この日の馬場は、当初乾いていたが、1レース前に散水そして夕方から小雨が降り出し、時計が出るようになってきた。レースは速い展開で進み最内からニュータカラコマがやや前に行くがほぼ横一線。前半は1分弱で第2障害手前も各馬が一斉に揃った。ここから先に障害を仕掛けたのがコウシュハウンカイ、フジダイビクトリー、そして差がなくニュータカラコマ、オレノココロと続く。この4頭は障害をひと腰でクリアし追い比べ。他の馬は障害途中で止まり大きく差が開いた。前の4頭のうち、ニュータカラコマが切れ味良く先頭へ、コウシュハがこれを追う。外側からフジダイが行くが脚色がやや鈍い。オレノココロはワンテンポ遅れて前を追うがやや差がある。
  先頭を行くニュータカラコマは終始リードを保ち逃げ切りを図る。コウシュハとオレノココロは少しずつ詰めて迫っていく、最後はきわどい所まで追い込むが、ニュータカラコマが振り切り最後は半馬身程度の差でゴール。コウシュハウンカイがこれに続き2着。同じく半馬身の差でオレノココロが3着。フジダイビクトリーは4着だった。
次走へのひとことメモ
  ニュータカラコマ(1着):軽めの馬場、自分のペースで行ける1レーンが開いた内枠、終わってみればこの馬にとって最適の条件だったのかもしれない。前半から積極的に前で競馬を進め、走りがスムーズだった。障害に自信が付いている上に切れ味もあるということで西将Jがこの馬の力を生かすレースができたのではないか。重賞制覇が2年ぶりというのは不思議なくらいだった。勝ち味を覚えたということで次の大一番ばんえいグランプリに向けて大きな前進となった。
  コウシュハウンカイ(2着):前開催を休み、今回は決して万全であったとは思えないが、それでも差の無い2着に飛び込むあたり力は上位だ。軽馬場で10kgハンデがあった分だけ勝ち馬には追いつききれなかったが、それでも安定度では群を抜いている。ただまた2着という感もあるので、勝ちきれるレースがしたいところ。
  オレノココロ(3着):今回は障害をひと腰で越えていたし、決して悪い走りではなかった。ただ1,2着馬には一歩先に行かれたのが敗因か。やはり速いペースはあまり好まないようだ。馬体重もこの馬としてはもう少し欲しいところか。
  フジダイビクトリー(4着):有力馬と同時に障害を降りたのではどうしても切れ味で負けてしまう。今回はスタート直後やや出遅れ置かれる展開になり前半で脚を使ってしまったのも影響したか。ただ復活の兆しは十分見えてきた。
  ハクタイホウ(5着):旭川記念のレースをイメージしていたのか、無理に前に行かず自分のペースで行くことに徹していた。ただ珍しく障害で手間取ってしまった分、前との差となった。しかし互角に勝負できるレベルにはなってきている。
  その他では、オイドン(6着)が雨となって一変するかという期待があったが、やはり障害でワンテンポかかった。上位馬勢にはそれ以上のスムーズな走りをされてしまった感じだ。キサラキク(7着)はやはり厳しいレースではあったが、前半は前に食らいつくなど、力は少しずつ付けていっている感がある。今後に期待。

はむ!の予想結果
  ん~。コウシュハの頭はないという狙いは良かったんだけどな。この組み合わせで外れるのは情けない。最近はワイドも引っかからなくなってるし。でも三連単はやめられないな。
  今回収支 -5,200 (配当)0 (投入)5,200
  (今年度累計)-6,380

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は7月31日、ばんえいの3歳クラシック第1弾、ばんえい大賞典(BG3)です。当欄では前日までに見解を書きたいと思います。

2016年7月16日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第24回北斗賞(7/17)

はむ!のばんえいコラム
  ばんえいのこの時期のお楽しみはやっぱり夏のばんえいグランプリのファン投票。平地競馬ならスプリンター、マイラー、ステイヤーとか芝馬、ダート馬とか主戦場が中央、地方あるいは海外とかいろいろバリエーションがあって選択肢の幅が広いのですが、ばんえいの場合は頭数も少なく条件が同じですから投票結果はほぼ賞金ランキングどおりの結果になります。それでも昨年のライデンロックのように、下位ランクの馬でも個性があってファンの支持が多い馬なら出走することができます。今年は中間発表の時点で若き王者センゴクエースが1位。ファンの期待も膨らみますが、おそらくこの馬は次の目標が秋の銀河賞と思われるため、グランプリには選ばれても回避する可能性は大きいのではないかと思われます。(もっとも、ファンが選んでも回避する馬が多いのは平地競馬でも同じですが・・)ただ、ドリームレースですから、やはり出てほしいと思うのがファンの率直な願いではないでしょうか。今年の締切は7月18日とあとわずかですが、何か賞品も当たるかもしれないし(相方のAKIEは過去にお楽しみセットが当たったことがあります。)投票してみれば?どれを選んで良いかわからなければ、リストから好きな名前を選ぶとか。ちなみにばんえいグランプリは8月14日です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第24回北斗賞(BG3)
(2016年7月17日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ニュータカラコマ 牡8 790 西将太 村上慎 鹿毛 差
オレノココロ 牡6 800 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
コウシュハウンカイ 牡6 800 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ホクショウユウキ 牡7 790 西謙一 岡田定 鹿毛 先
  オイドン 牡8 790 工藤篤 鈴木邦 栗毛 追
ハクタイホウ 牡5 790 菊池一 久田守 栗毛 逃
フジダイビクトリー 牡8 790 松田道 金山明 栗毛 逃
  キサラキク 牝5 770 阿部武 金田勇 芦毛 差
  キタノタイショウ 牡10 790 大河和 服部義 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  このレースの位置づけは微妙だ。この時期の最大目標は前述のばんえいグランプリで、それに向けての前哨戦的位置づけが大きい。一方、その1か月前の旭川記念と出走条件が同じであり、狭間のレースという感がある。メンバーも例年旭川記念とほぼ同じだ。しかし、旭川記念と北斗賞の連覇は8年前の2008年のナリタボブサップまでさかのぼる。
  傾向としては、1番人気の成績が過去10年(6,2,1,1)と信頼が高く、実力馬がグランプリに向けた本格調整段階に入ってきているとも言える。一方、2番人気は(2,0,1,7)とかなり怪しい。狙いはヒモ穴か。
  最近の構図は個性派が揃う8歳馬対勢いのある6歳馬+αという状況で、特に6歳馬の2頭は力もあり常に上位争いをしている。昨年は現8歳世代のフジダイビクトリーが快勝。今年の旭川記念は6歳のコウシュハウンカイが勝つなど実力馬のそろい踏み。特にコウシュハは昨年このレースで惨敗しているだけに、今年はリベンジを図りたいところ。
  さて、当欄では、コウシュハウンカイの実力は認めつつも、今回はジンクスを踏まえて馬券的な妙味のある方を狙いたい。そうなるとやはりもう一頭の6歳馬オレノココロの名前が挙がる。近走になって、かつてあった膝折グセがまた時々見られるなど不安点も見られるが、かといって大敗しているわけでもない。昨年は7番人気で2着まで来ており、調子さえ取り戻せれば力は上だ。やや落ち気味だった馬体重が回復していればさらに狙える。トップハンデだが過去に重賞勝ちがあるなど苦にしない。
  相手には8歳馬で一昨年の覇者ニュータカラコマを置いた。切れ味に陰りが見られるのではという向きもあるが、しっかり障害を越えられており、近走の成績も非常に安定している。最内枠は決して得意ではないが9頭立てで外詰めのため右隣のレーンが開くので、自分のペースでレースができそう。隣のオレノココロより先に障害を降りたい。
  昨年の覇者フジダイビクトリーもしっかり押さえておきたい一頭だ。連覇中のグランプリに向けそろそろ始動ということろだろう。障害は安定しているので、序盤を力を溜ながらつまく付いていければ上位争いは可能。
  伏兵狙いなら5歳馬ハクタイホウに注目してみたい。まだ力不足という評価もあるが、旭川記念では持ち前の先行力を生かして善戦している。ばんえいとしてはまだ若駒の5歳、上積みも考えられる。最近は粘りも出てきており、あっと言わせる場面があるかもしれない。
  いろいろ挙げていると、実力馬コウシュハウンカイの評価が後回しになった。もちろん力は上位だし安定度は抜群。近走の充実度合いから見ても昨年のような崩れは考えづらい。しかしこの馬の目標はその先にあり調整段階に入っていると見て、ここは押さえまでとしておきたい。
  その他ではオイドンも旭川記念よりかは走れそうな条件だが、成績が不安定で、やはり狙うにはリスクが大きいか。当欄で注目しているキサラキクは今回はかなり厳しい重量で勝ち負けまでは難しいが、しっかり走って経験を積みたいところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回とは逆にコウシュハの1着なしに賭けてみる。力は認めつつもここは馬券勝負だから。そして今回はオレノココロを中心に買う。当たることよりも収支プラスを目指していきたい。但し、キサラキク応援馬券とワイドはやめられない。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2→1,7,6,3→1,7,6,3,5 合計16通り 各100円
  三連単(マルチ) 2=1,7,6 合計18通り 各100円
  三連単 1,7→1,7,6→1,7,6,3 合計8通り 各100円
  応援馬券(単勝+複勝) 8 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 7=1,6,8 8=2,1,6 合計6点 100円
  合計5,200円で勝負!

  今回の結果と回顧は、近日アップします。

2016年7月4日月曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第10回柏林賞(2016/7/3)

ばんえい重賞レース回顧
第10回柏林賞(BG3)-2016年7月3日-10R 200m直 晴 2.2%
  1着◎(5)センゴクエース(鈴木恵)1分40秒2
  2着 (9)バウンティハンター
  3着 (10)イノリノチカラ
単勝 5 130円 馬単 5-9 700円 三連単 5-9-10 18,760円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえい4歳重賞戦線第1弾の第10回柏林賞は、断然1番人気のセンゴクエースが他馬を寄せ付けず圧勝。同世代戦では依然負けなし、7つめの重賞タイトル獲得となった。
  前日までの雨で馬場は水分を含んでいるものの、この日は晴れでほどよく乾いた馬場。レースは序盤から速い展開。軽量牝馬のアスリート、タキニシサンデーにアアモンドロシアあたりが先行争い。センゴクエースはこれらを見るように早めに刻みを入れ息を整える。前半は50秒弱とやはり速めのペース。障害を先に仕掛けたのはアスリートとタキニシサンデー。しかしアスリートは坂の中間でストップ、タキニシサンデーは頂上付近で膝折、それを横目にセンゴクエースはしっかり力強く荷物を引っ張りあげるように障害をクリア。ここで勝負あり。あとは一人旅で引き離す一方。
  2番手は障害を立て直したタキニシサンデーと同時に、バウンティハンターが外から溜めてひと腰で障害をクリア、その時点でセンゴクエースは20m先を行っており、そのまま差が縮まることなくゴール。2着争いはバウンティハンターが前に出て、さらに大外後方から障害をひと腰で越えてきたイノリノチカラが一気に追い込み、タキニシサンデーをかわして2番手に迫る。しかしバウンティハンターが2着を確保、イノリノチカラが3着に入り、タキニシサンデーは4着だった。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):久々で馬体重マイナス25kg、ハンデ差もありと不安要素もなくはなかったが、それらを差し引いても力の差は歴然としていた。早めに息を入れて前を行く馬の様子を見るあたり鈴木騎手の手綱捌きを含め心憎いばかりのレース運びでまさに横綱相撲。唯一の課題と思われた障害も力強かった。完調でなくてもこの強さ。次の目標は9月の銀河賞となろうが、それまではレースを使わないか。それとも古馬とのオープン特別あたりを調整がわりに使うか。
  バウンティハンター(2着):近走の好調を反映し結局は2番人気まで推されていたが、その期待に応えた形だ。無理に前を追わず自分のペースで行けたの大きい。障害も楽に越えることができた。次は自己条件B1クラスで実力のある古馬らとの対決か。
  イノリノチカラ(3着):重賞初出走での3着は立派。大外枠だったが後方待機で他の馬を見ながらマイペースで行けたのが功を奏したか。この馬の普段の走りができた。これを自信にして今後に向け自己条件戦で賞金稼ぎか。
  タキニシサンデー(4着):前半に速く行きすぎた結果、最後は差されて4着ということとなったが、果敢に勝ち馬にも絡んで行ったことは先々自信につながるだろう。さらにスピードを身につけたい。軽量戦を狙いに行くことも考えられる。
  アスリート(5着):近走の好調で上位人気に期待されていたこともあり、やや前を意識しすぎたか。もう少しじっくり構えたかったところだろう。重量もこの馬の課題か。
  その他では、メムロコマチ(6着)は最後鋭い脚を見せた。自己条件に戻れば力を発揮できそう。3番人気になっていたコウリキ(8着)は序盤から後手に回りすぎてしまったか、切れ味を発揮できる場面もなかった。また、キンメダル(9着)はこの馬らしい走りがほとんど見られなかった。まだ本調子ではないようだ。立て直しに期待。

はむ!の予想結果
  センゴクが勝つのはまあ想定どおりだったが、2着3着が想定外、特に3着のイノリノチカラはさすがにノーマークだった。荒れるレースとは思っていたがこういう形での荒れ方とは。今年度は◎3連勝ながら、早くもマイナス街道に入ってしまった。なんとか立て直したい。
  今回収支 -4,700 (配当)0 (投入)4,700
  (今年度累計)-1,180

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は7月17日、古馬重賞の北斗賞(BG3)です。当欄では前日までに見解を書きたいと思います。

2016年7月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第10回柏林賞(7/3)

はむ!のばんえいコラム
  いつも自分も言い訳から入っているのですが、何度も引っ越しを経験している者として、そんなことは慣れっこ、3か月もたてば楽勝と思いきや、特に今回は落ち着くまで相当時間がかかっています。なにしろ転勤先の仕事がこれまでとまた違っていて、この齢になって新しいこと覚えるのはキツいもんで・・と一応愚痴っておいて・・。
  競馬でも楽しんで気分転換を図りたいものですが、現在住んでいる仙台市は競馬を楽しめる環境にありません。競馬どころか公営ギャンブルの場外売り場が一切ないのです。100万都市でありながらなんてことでしょう。(もっとも長野県や沖縄県は県全体で公営ギャンプルがありませんが)きっと「健全」な環境を作るため、ギャンブルを否定してきた歴史があるのでしょう(パチンコはギャンブルじゃないからOKらしい・・)。ま、その土地で決めたことだから仕方ないですし、今やネットで馬券や車券や舟券は買えますから不便はないですが、ひとことファンの立場で本音を言わせてもらうならやっぱりチョットつまんない感じですね。
  ただ、仙台市内のコンビニは土日になると白新聞が並んでます。福島にでも行くのかな?と思っていましたが、聞いたところでは、競馬をやる人は仙台から車で1時間弱の所にある「テレトラック三本木」まで行く人が最も多いみたいです。そこは岩手競馬の場外ですが、JRAのウインズも兼ねるようになってからは一気に人が増えたということです。施設も立派ということですし近々行ってみたいと思います。他には似た方角の大郷町という所に南関東の場外もあります。
  こんな状況ですから、当然ばんえいの馬券を楽しめる場面もほとんどありません。実はばん馬には結構縁のある地域なんですがね。このことについてはまた次の機会にでも書ければと思います。それでは今週の重賞予想です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第10回柏林賞(BG3)
(2016年7月3日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  シリウス 牝4 680 藤本匠 長部幸 鹿毛 差
キンメダル 牡4 700 菊池一 小北栄 鹿毛 差
コウリキ 牡4 690 西謙一 久田守 鹿毛 追
  アアモンドロシア 牡4 690 松田道 金山明 鹿毛 差
センゴクエース 牡4 720 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先
アスリート 牝4 670 大河和 服部義 鹿毛 追
タキニシサンデー 牝4 670 西将太 大橋和 芦毛 逃
  メムロコマチ 牝4 670 長澤幸 西弘美 栗毛 追
  バウンティハンター 牡4 680 阿部武 金田勇 栗毛 先
  10 イノリノチカラ 牡4 680 船山蔵 小北栄 青毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  ばんえい独自の4歳3冠路線の第1弾、柏林賞。歴史は浅いが、とにかく荒れる傾向がはっきりしているレースだ。昨年は6番人気のカゲホウトウが勝ち三連単10万馬券の波乱。目下1番人気の馬が6連敗中。そのうち5回は4着以下の着外に沈んでいる。過去に1番人気の馬が勝ったのは第1回(マルミシュンキ)と第3回(ライデンロック)のみ。それも第1回は定量戦、第3回は水分8.6%の超軽馬場だった。荒れる要因は時期的なものかハンデ差なのか、トップハンデの馬も6連敗中であるところからすれば、やはり軽めの基礎重量に対するハンデ差が意外と厳しいのかも知れない。
  今年は、同世代戦負け無しの絶対王者センゴクエースがこのジンクスに挑む。マイナスのファクターは山ほどあるが、それらを一蹴するくらいの力は十二分に持っている。果たしてあっさり勝つのか、それとも何かが起きるのか。
  当欄では、とにかく波乱は起きないのかという観点で予想してみたが、やはり印を打つとなるとセンゴクエースを1番手に置かざるを得ない。力の次元が違いすぎる。今年4月の特別戦、すずらん賞では最大70kgのハンデ差、騎手の乗り替わりと不安要素もあったが、それを全く問題にしなかった。それを見ても今回のハンデ差は緩いくらいだ。とにかくこの馬が負けることは、障害で転ぶなど何かアクシデントでもない限り考えられない。
  一方、2着争いは混戦模様で波乱要素もありそう。その中でも華奢ながら切れ味のあるコウリキが混戦から抜け出す一番手か。3歳以降出場した重賞では必ず3着以内に入っている。展開に注文はつく面もあるが、無理に前を追わず自分のペースで行ければ2位には食い込めそう。展開面で考えるなら牝馬タキニシサンデーの逃げ粘りにも注目。唯一センゴクエースより前で競馬ができる馬と言ってもいいだろう。軽馬場なら更に先行力が生きてくる。各馬が脚を使う展開になれば。あとは今年に入って急激に調子を上げてきた牝馬アスリート。障害なども不得手で力不足感のある馬だったが、最近は馬体重も増え充実してきている、勢いで食い込みも。力がありながら調子を下げていたキンメダルも復活の兆し、穴狙いなら。その他では近走力をつけてきたバウンティハンター、一発のあるメムロコマチなどが注目される。昨年ばんえい大賞典を勝ち重賞タイトルを持つシリウスは、近走の成績が極めて悪く狙いづらいか。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  絶対的本命がいるレースは選択肢の幅が狭まり、馬券としての旨味が減るわけだが、そういう時こそきちんと絞り込んで買っていきたいものだ。金額も控えめに。おっと、どうしてもセンゴクエースが負ける馬券も買いたくなってしまう・・我慢我慢・・馬単とワイドでチョットだけよ。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単(フォーメーション)5→3,7,6→3,7,6,2,9,8 合計15通り 100円
  三連単(追加)5→3,7,6,2→3,7,6,2 合計12通り 100円
  三連単(追加)5→3,7,6→3,7,6 合計6通り 100円
  馬単 3,7,6→5 合計3通り 200円
  (はむ!のワイドで勝負!)
   ワイド 7=2,6,3,9  2=7,6,3,9 合計8点 100円
  合計4,700円で勝負!

  今回の結果と回顧は、近日アップします。